プレイイングマネージャーのポテンシャルエナジー理論

全世界のプレイングマネージャーに捧ぐ・・・

自分自身がプレイングマネージャー的な役割をこなす場面があるときに、「プレイヤー仕事たのし〜」「マネージメント仕事戻るの気が重いよ〜〜」となることがあります。多々あります。
そんな自分を慰めるために、自分の心に秘めた独自理論があります。名付けて

です。
一生自分の胸だけに秘めるつもりだったのですが、同僚と1on1してポロッと話してみたら意外とウケたので、増長してブログに書きました。

「プレイヤーとマネージャーを『反復横跳び』?」

「プレイヤーとマネージャーを『反復横跳び』する」というフレーズをよく聞きます。聞きませんか?
わかりやすく図にするとこんな感じですかね。

軽やか〜〜〜


……
……………………………………………….

こんなに器用にできません!!!!!

できますか?
たぶん、実際できちゃうプレイイングマネージャーの方もたくさんいるんだと思います。
でも自分は実際こんな感じです。

プレイヤー仕事に飛びつくときはすんなりと…

そろそろマネージャー仕事に戻らなきゃ… うぐぐ、あ、足が、重い…..

こんな経験、覚えがありませんか? ありますよね。

最初は自分も「なんでマネージャー仕事こんなに尻込みしちゃうんだ…自分の馬鹿…」と自己嫌悪に陥っていたのですが、そんな中で冒頭の プレイングマネージャーのポテンシャルエナジー理論 を思いつき、自分を慰めるためだけにこの理論を適用していました。

プレイングマネージャーのポテンシャルエナジー理論とは

プレイヤーとマネージャーの役割は平坦な地平にあるんじゃないんです。

この絵が答えです。

あ、誤解しないでくださいね。この絵は「どっちが偉い」みたいなことを語ってる絵では全くないです。
「その役割をこなすために必要なエネルギーが大きいほうが上、小さい方が下」に書かれた絵です。
自分はプレイヤー仕事のほうが心穏やかにこなせるためプレイヤーが下(プレイヤー仕事するためのエネルギーは小さい)、マネージャーが上(マネージャー仕事するためのエネルギーは大きい)と描いています。これが逆な人も当然いらっしゃるでしょう。

さてこの絵、高校物理などで習う位置エネルギー(ポテンシャルエナジー)の図式のアナロジーで描いています。


http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/energy4.html より引用)

この絵は、
(摩擦などのエネルギーロスのない理想環境下においては)もともとAの位置エネルギーを持つ小球は、Aよりも低いB~Fを飛び越えて右側のAと同じ高さまで行ける
というのが一発で把握できるスグレモノです。
曲線は地面だと思って良いのですが、本当は位置エネルギーの大きさを表しています。地面だと思って良いです。

その前提を元にもう一度この絵を見てください…

  • マネージャー仕事からプレイヤー仕事に移るためには、小いさい山を超えるだけのエネルギーは獲得する必要がある。でも小さい。
  • プレイヤー仕事からマネージャー仕事に移るためには、この位置エネルギーのギャップを超えるだけのエネルギーを獲得する必要がある。しかも地味に小山分も追加で必要である。
  • こんだけエネルギー獲得必要なことを自覚しようね。根性でなんとかなる問題でもないしマネージャー仕事に移るの腰が重くても自責しないでいいよ。睡眠・趣味・etcでエネルギー獲得してちゃんとマネージャー仕事移ろうな!!

これが言いたかったことです。

FAQ

  • Q. なんで「ポテンシャルエナジー」とか言い出したの?
    • 予備校時代の物理の恩師、苑田先生が “ポテンシャルエナジー!” ってサングラスの裏の眼力強めに言い放つのが好きだったからです。

Future Work

  • 量子の世界まで拡張して、トンネル効果でこのエネルギーギャップを超える手法を構築する。

やりません。

終わりに

この記事は就業後の帰りの電車で書きました。

一切炎上せずにバズってくれ!!!!
(七夕が近いので願いを込めて)

07/10追記

バズりませんでした。神は死んだ。

author Sho Nakatani a.k.a. laysakura

東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻 修士課程で並列分散処理・ストリーム処理・データベースを研究。
2014年4月に株式会社ディー・エヌ・エーにエンジニアスペシャリストとして入社し、ソーシャルゲームのサーバサイド共通基盤の開発に従事。
2016年8月より、オンライン証券会社株式会社FOLIOに入社。バックエンドシステム開発・プロジェクトマネージメント・Engineering Managementに従事。
2020年3月よりIdein株式会社所属。デバイス・高性能計算関連の研究開発。
2021年9月よりトヨタ自動車株式会社所属。自動車データの収集〜分析基盤の研究開発に従事。
その他個人事業主として、RDBMS開発やIntel SGXを利用するためのライブラリ開発などの活動。